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すずかけヘルスケアホスピタル 様《導入事例》

2023.06.13 Tue

導入事例
すずかけヘルスケアホスピタル 様《導入事例》
看護部長 平野様 / リハビリテーション技術部 課長 坪井様

ころやわ®︎との出会い

ー 本日はよろしくお願いします。まずは、「ころやわ」を知ったきっかけから、教えていただけますか?

平野様:
はじめて「ころやわ」を知ったのは、地域の病院の看護部長会でした。公立森町病院の看護部長の津島さんが「ころやわ」について共有してくださったのがきっかけです。
その後、マジックシールズさんが定期的に開催してくださっていた転倒転落に関するオンライン勉強会にも何度か参加し、転倒転落に関する最新情報のアップデートや他院での取り組みなどを学びながら、「ころやわ」についても理解を深めました。

ー 実際に導入するにあたって、どのような検討をされたのか、また導入の決め手となった理由などがあれば、教えていただけますか?

平野様:
元々、転倒骨折対策のマットとしては他社製品も検討していましたが、実際に体験してみると、本当にこれで大丈夫なのかなという印象の製品もあり、そういったものは導入に至りませんでした。
「ころやわ」を知ってからは、まずは公立森町病院や岡本石井病院など、近隣エリアですでに導入されている病院を見学させてもらいました。そこで、現場の方から効果や使い勝手をヒアリングさせてもらい、当院でもデモとして短期間使ってみた結果を踏まえて、導入を決めました。

坪井様:
衝撃吸収性や骨折リスクをどれだけ低減できるかという点では、しっかりと研究・実証データが示されていたので、そういった面でも迷うことなくスムーズに導入に至りました。
また、当院では「ころやわ」の標準セットとともに、拡張パーツも一緒に購入しました。比較的広い病室だと、拡張パーツを組み合わせて、225cm x 120cmというベッド幅いっぱいの長さにして使うことも多いです。
サイズ感や使い勝手は実際にデモ期間で体験していたので、初回購入のタイミングから拡張パーツも合わせて購入しました。

転倒アセスメントでリスクが高いと判断された方に「ころやわ」を使用してもらっている

ー ありがとうございます。実際、どのような患者様に使用されているのでしょうか。

平野様:
回復期リハビリテーション病棟で使うことが多いですね。転倒のアセスメントでリスクが高いと判定された方や、実際に転倒された方に使っています。対象の方は主に車いすを使っているので、車いすへの移乗時の転倒リスク対策として使っています。

坪井様:
「ころやわ」は、転ばせないための対策ではなく、転んだとしても骨折のリスクを低減するというコンセプトだと理解しています。なので、移動量や移動範囲をリハビリによって拡大させ、徐々に自立度を上げていくような、回復期の患者さんに適していると思います。

平野様:
まずは6セット購入しましたが、対象となる患者さんは多いので、追加の購入も検討しています。

離床機会が多く、ADLの拡大を図りたい方に対して「ころやわ」があると安心。

ー これまでも様々な対策をされていらっしゃると思いますが、例えば一般的な緩衝マットと「ころやわ」の使い分けなどがあれば、教えていただけますか?

坪井様:
転倒転落対策としては、離床センサー、緩衝マット、低床ベッドなど、あらゆる対策をしています。

緩衝マットと「ころやわ」の使い分けは、やはり対象者のADLです。その方がどれくらいご自身で動けるかによって、どちらを使うかを判断しています。
ベッド上の生活が中心でご自身で起き上がることができない方には通常の緩衝マットを使用し、離床機会が多くADLの拡大を図りたい方には「ころやわ」を使うようにしています。
特に、回復期リハビリテーション病棟だと比較的動きが早い方もいて、センサーが鳴ってからの看護師の駆け付けでは間に合わない場合も多いです。そういう方には、「ころやわ」が最適だと思っています。

離床センサーが鳴っても「ころやわ」のおかげで不安が少なく、駆けつけの時間的猶予が生まれた

ー 導入いただいてから6か月ほど経ちましたが、現場のスタッフの皆様のご感想を教えていただけますか。

平野様:
現時点で「ころやわ」の上で転倒は発生していませんが、スタッフの安心感は増しています。「ころやわ」の導入前、離床センサーが鳴った際には慌てて駆けつけるのが当たり前でしたし、一度に複数の離床センサーが鳴ったりした際には判断に迷ってしまうことも多かったです。

「ころやわ」を使っていることで、ベッドサイドであれば怪我のリスクが少ないので、これまでよりも駆けつけるまでの時間的猶予が生まれました。
また、ベッド横にストレッチャーをつけるような場合、一般的な緩衝マットだと毎回どかす必要がありますが、「ころやわ」は通常時は硬いので、ストレッチャーがそのまま乗り上げることができます。ベッドサイドに敷きっぱなしでよいという点も、オペレーション上は嬉しいポイントです。そのほか、デザインが木目調なのも、病室の雰囲気が明るくなるのでいいですね。

坪井様:
「ころやわ」の上での転倒が発生していないので、転倒骨折対策としての効果を数字で示すのは難しいですが、今後使っていく中でしっかり評価していけるといいなと思ってます。

すずかけヘルスケアホスピタル(静岡県磐田市)
ー 導入いただいてから6か月ほど経ちましたが、現場のスタッフの皆様のご感想を教えていただけますか。

平野様:
はい、おすすめしたいです。特に、清掃しやすい点が個人的におすすめしたい点です。
重さや厚さが気になるという意見もあるようですが、私は今の仕様でも問題ないと感じています。

私自身も他院の導入事例を実際に見た上で良さを実感して導入したこともあり、どんどん情報提供はしていきたいですね。

ー ありがとうございます。最後に、「ころやわ」にさらに期待することがあれば、教えてください。

平野様:
そうですね、例えばベッドサイド向けのサイズだけではなく、リハビリ室の歩行訓練エリアで使えるサイズがあるといいと思います。リハビリ時にも転倒は起こりえますので。あとは、同じ面積でも、スロープ部分が減って、衝撃を吸収する本体部分がさらに増えるといいですね。現状の「ころやわ」をさらに薄くする改良をしていると聞いたので、それにも期待しています。

ー 本日は貴重なご意見ありがとうございました。
  • 担当者経歴

    取締役・理学療法士 / 杉浦 太紀
    転倒予防指導士・福祉住環境コーディネーター2級・整理収納アドバイザー2級

    2010年から刈谷豊田総合病院で10年間勤務し、急性期から慢性期まで幅広い分野のリハビリテーションを経験。 2016年よりグロービス経営大学院に通学し、知り合った仲間とともに、株式会社Magic Shieldsを共同創業。

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    所在地:静岡県磐田市
    病床数;160床 / 回復期リハビリテーション病棟106床 医療療養病床54床 )

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